CEO Message代表メッセージ

これからの時代に
一層求められる
“事業経営“の在り方とは?

代表取締役
大塚 英樹HIDEKI OTSUKA

Speeeとは一体何者なのか?
Speeeとは一体何をしたい会社なのか?

そう問われた時、
まっさきに出てくるのが当社のコーポレートミッションである、

「解き尽くす。未来を引きよせる。」

という言葉です。

未来は黙っていても、時間の経過とともに現在に近づいてきます。

Speeeが目指すのは、
理想の未来を、適切な方法で、適切な時間軸で、今に引きよせること。
そして、それによって、1人でも多くの人の生活体験が不当に損なわれることなく、豊かになっていく世界です。

Speeeは創業から約15年。
様々な事業開発の試みを通して、理想の未来の引きよせ方を模索してきました。

15年の取り組みを通じて、
我々の生活を取り巻く、さまざまな産業に未だ発展の余地が多分に残されていることが分かってきました。

しかしながら、遅々として前に進まない現実。
その真実が知りたくて、更に課題の中身を見に行くと、直面する課題の正体が少しずつ分かってきたのです。

その正体は、我々が最初に想定していたような、何かわかりやすい巨大な課題が1つ存在しているという世界ではなく、細かな課題が固結びのように絡みあいながら巨大化し続けて存在しているという、動的な性格を持った極めて複雑性の高いものでした。

そんな現実に直面しながらも、
様々なトライ&エラーを重ね、多くの成功と失敗を経験していく中で、ある1つの有用な考え方に辿り着きました。

これが「事業経営」という考え方です。
聞き慣れない言葉だと思います。

この事業経営とは、
1つの課題を1つの事業やサービスで解決するというものではなく。
課題が絡みあって巨大化している難題を解くというものです。

そのような難問に対し、大きなロードマップをもとに社内外の様々な関係者を巻き込みながら、有効な事業開発の連鎖で「解き尽くす」という考え方です。

今の時代、誰でも、すぐにでも起業や独立ができる時代です。
様々なスタートアップがこの数年の中でも生まれてきました。

その多くが、1課題1解決策を使命とし、邁進する形式をとっています。
その過程で、投資家から投資を預かり、その1つの解決策に更に磨きをかけていくわけです。

とても優れた仕組みであり、近年急速にスタートアップ界隈の環境が豊かになっていることは社会にとって喜ばしいことです。

そんな時代の中、上場ベンチャーであるSpeeeは、スタートアップ単体や、
アジリティを失った大手企業単体だけでは解決者になり難い「難問」に立ち向かう会社です。

そして、その難問を解くための方法・考え方が「事業経営」なのです。

事業経営とは、複数の事業やサービスを、一定の規律の中で、連鎖させながら発展をさせていくスタイルです。

決して、天才的な事業責任者が1人いれば良いというモデルでも、スーパーエンジニアが1人いれば良いというモデルでもありません。

職種・役職・有能さで区切るものではなく、
難問を解き尽くすことで、来るべき未来を引きよせるための、大切にし続ける『態度(スタイル)』を現しています。

スタートアップや大企業とは異なるアプローチで、
社会に温存されてしまった課題・難問を事業経営というアプローチで共に解き尽くし、
より多くの人たちが、その時代で享受することのできる最大限豊かな体験を、自分たちの手で引きよせていきたい。

そんな考え方に共感してくれる頼もしい仲間が1人でも当社の門を叩いてくれることを願います。