Speeeで働く人 社員インタビュー②

自ら事業成長を牽引できる舞台を求めて、コンサルからSpeeeへ

#コンサルからの転職 #事業経営のプロフェッショナルへ
自ら事業成長を牽引できる舞台を求めて、コンサルからSpeeeへ
左近 進
マーケティングインテリジェンス事業本部 PAAM事業 事業責任者

2019年4月、コンサルティングファームから転職し、Speeeに中途入社。マーケティングインテリジェンス事業本部の新規事業であるPAAMの責任者を務める。自らもコンサルタントとして従事しながら、事業を成長させるため、事業計画の策定、案件獲得のためのアライアンス提携や提案活動、メンバーのマネジメントなども行う。

ビジネスパーソンとしてさらなる高みを目指して

― 前職のコンサルティングファームから転職されるきっかけを教えてください。

3年ほど勤めた頃、自分に「このままコンサルティングファームでのキャリアを突き進みたいのか」と問いかけたとき、違和感を感じました。コンサルティングファームでは、キャリアを積んでいくと、顧客の課題解決よりも顧客獲得へと役割範囲が移っていくのですが、そうじゃないなと。
また、これまで出した成果に納得できていない自分がいました。
例えば、「事業を5倍に成長させた」というような成果はコンサルティングファームではなかなか経験することができません。
実行までやらずに方向性だけ示して絵に描いた餅になってしまうか、実行までやるとしても目先の効率化のような困りごとを解消することが多いのです。その結果、「コンサル売上トップ」や「効率化30%」のような成果にとどまってしまいます。

それでは、自分が目指すような真に実力のあるビジネスパーソンにはなれないと気がつきました。事業の戦略を描き実行するところまで自分の力で行い、事業を成長させたという実績をつくりたい。そうした想いを抱くようになり、転職先を探し始めました。

― 複数の選択肢がある中で、Speeeに決めた理由は何でしたか?

Speeeの方々が事業を成功させることについて全力でこだわっていると感じたからです。
代表の大塚さんをはじめ、何度も事業責任者レイヤーの方と事業を成長させるためのディスカッションを行いました。会話を通して、徹底的に事業成長を追求する姿勢や熱量の高さを感じましたね。

また、事業責任者レイヤーの面々がそれぞれ得意領域が異なっていて、お互いの強みを発揮し合うことで経営しているという点で、ユニークな会社であることもわかってきました。最終的に6回か、それ以上の面談を重ね、ここでなら自分の個性を十分に発揮して貢献できるイメージが湧いて、Speeeで挑戦しようと決めました。

イメージ

Speeeで事業成長の本質に向き合う日々

― 現在のお仕事について教えてください。

現在はPAAMの事業責任者を務めています。PAAMは企業のマーケティングDXやセールスDXなどの支援を行う事業です。
PAAMは一般的なコンサルティングファームとは違い、クライアントの要望になんでも応えるというスタンスではなく、自分たちの強みを活かしたソリューションを開発し、それを使って大きな顧客成果を実現するところまで伴走をしています。なので、様々な顧客との取り組みを通じて、最も成果が出せるモデルや新しい手法を開発し、それを高品質で再現し、顧客に提供し続けられる仕組みを作る、といった事業開発を行っています。

こと事業責任者としての私の役割は、こういった事業モデルの構築をリードすると同時に、事業の将来像や目標の策定、事業実行の進捗管理、パートナー企業様とのアライアンス、メンバーの育成、採用活動など、事業経営に必要なこと全てです。

― 前職との違いとしてどのようなことを感じますか?

先程申し上げた通り、クライアントに向き合う際のスタンスが異なります。コンサルティングファームではクライアントを満足させることに意識が向きがちで、顧客の事業成長にはつながらない非本質的な仕事も多いんですよね。PAAMでは事業を成長させるパートナーとしてお付き合いできています。

他にも、事業を成功に導くための取り組み方が大きく異なります。コンサルティングファームでは調査、情報の構造化、戦略への落とし込みを行ったあとに提案し、クライアント側で実行するという進め方をします。しかし多くのケースでは戦略通りに実行できないか、戦略の前提となる環境が変化して軌道修正できないまま失敗していくことも多いのです。
不確実性の高い現代のビジネス環境において、事業の成功確率を高めるためには、戦略の柔軟性と実行スピードを圧倒的に高める必要があります。Speeeでは、大きな戦略の方向性が見えたら実行に移し、仮説検証を繰り返しながら軌道修正を行うという進め方をします。こうすることでマーケットフィットしながらスケールさせていくといった形で柔軟性とスピードを追求しています。

こうした本格的な事業経営の経験を積むことで、コンサルファーム時代とは全く違った水準で実力を高めていける実感があります。

― 若手でも事業経営の経験を積んでいくことはできますか?

はい。必ずしも事業責任者というポジションでなければ、事業経営の経験ができないというわけではありません。スピーディな事業の舵取りは、事業責任者だけが行うのではなく、現場と一体となって一緒に仮説検証をしていくことで初めて実現できます。

イメージ

例えばPAAMでは、メンバーにも事業管理やサービス開発に携わってもらっていますし、月次で事業数値を共有するなどして、チームの事業状況への感度を高く保つ工夫をしており、それぞれのメンバーが自分で考えながら事業を推進しています。PAAMに限らず、Speeeでは一人ひとりが事業経営に携わっている感覚を持つ文化が根付いてると思いますね。
過去、多くの企業にコンサルタントとして関わってきた私から見ても、Speeeはメンバークラスの事業に貢献しようとする姿勢や意欲が他の企業と比較すると非常に高いと感じています。
このように、Speeeは若手のうちから事業経営の視座で普段から責任者と一緒になって事業を推進する経験が得られる環境です。

事業経営のプロフェッショナルとして、クライアントと自社、双方の成長を牽引する存在へ

― 左近さんはこれまで事業会社とコンサルティングファームの双方を経験されていますが、ファーストキャリアではどちらを選ぶのがおすすめでしょうか?

当たり前ですが個人それぞれが何をやりたいかという観点でファーストキャリアを選択するのが良いのではないかと思います。もし、ゆくゆくは事業の主体者として社会にプラスのインパクトを与えたいという思いがあるのであれば、若いうちから事業経営に携わるチャンスのある事業会社に行ったほうが近道ではないかと、私は思います。
というのも、一般的に、コンサルティングファームでは多数のプロジェクトメンバーがアサインされ、自分の役割範囲が限定されていることも多くあります。また、実際に戦略を実行するために人を動かすような経験はできません。理論武装はできるようになっても、実行力は身につきにくいですね。
事業経営を真に行うのであれば、人を動かし実行する経験は必須ですから、事業会社がおすすめです。事業会社にもさまざまありますが、なるべく裁量を大きく持てるような環境に身を置くことができれば、仮説構築から実行までを若いうちから経験できます。

― 今後目指していることを教えてください。

まずPAAMを事業として大きく成長させ、クライアントに対しても事業成長という価値を提供することです。すでにデータ活用の領域では大手企業にも負けないノウハウを蓄積することができてきていますが、マーケティング領域のデータ活用ならSpeee、と誰しもが思うような存在にまで事業を成長させたいです。メンバーに対しても、失敗を恐れずにチャレンジをして、新たな価値提供のソリューションを生み出していってほしいですね。事業経営を任せる人材の育成にも力を入れていきたいと考えています。

私個人のキャリアとしては、今後もコンサルティングだけでなく事業経営で身に付けたスキルを活かせる環境に身を置きたいと思っています。事業成長を牽引した経験によって、どんな事業でも成長させられるという自信がつきました。私が参画することで最も事業のグロースに貢献できる環境はどこか?という視点でキャリアを選択していきたいですね。