Speeeで働く人 社員インタビュー①

やりたいことが無かった私が、挑戦の中で見つけた「自分らしいキャリア」

#20代でのキャリアの確立 #挑戦の中で強みを見つける
Speeeで起業・独立を目指す社員が活躍する理由
吉田 早希
マーケティングインテリジェンス事業本部 UZOU事業部 プロダクト開発

東京大学経済学部卒業。2012年、新卒でSpeee入社。現Webアナリティクス事業部において、アナリスト職に配属。自分の責任領域を広げ、複数のプロジェクトの推進・実行による多面的な高い成果創出が評価され、全社表彰式においてMVPを受賞。その後、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」の立ち上げに携わる。育休産休を経て、現在は1児の母で時短勤務ながらも、UZOUのサービス開発に尽力している。

「圧倒的な成長スピード」と「人を大切にする価値観」に惹かれて。

― Speeeに入社した経緯を教えてください。

就活時期に入り、自分のキャリアについて考えた際、特にこれと言ってやりたいことが決まっている訳ではなかったのですが、自分の母親が長く働いていた影響もあり、自分も子どもができても長く働き続けたいと考えていました。
そのためには、育休・産休に入るまでに一人前にならなければいけないと考え、成長スピードが早そうな会社を探していく中で、ベンチャーを志望するようになりました。

そんな中で、インターンを探している際に出会ったのがSpeeeでした。当時は1泊2日のインターン全日程に役員が全員参加していて、人に向き合ってくれることが印象的でした。 この会社ならあらゆることにチャレンジしながら成長し、市場価値を高めながら自分のキャリアを見つけていけそうだと思い、入社を決意しました。

周囲の期待に答えられず、悔しい思いをした1年目

― 入社後最初の業務内容について教えてください。

入社後はWebマーケティングのアナリストとして配属され、お客様のWebサイトを分析しマーケティングの支援を行いました。

最初の頃は100%を目指しすぎてなかなか相談できず、期限ギリギリになってしまったにも関わらず、蓋を開けてみたら50点くらいの資料しかできていない、みたいなことが多くありました。一緒にクライアントを担当しているコンサルタントにも迷惑をかけているというような状況で、当時の上司との1on1でも厳しいフィードバックをたくさんもらっていました。

そんな状況が続いたのもあり、クライアントと丁寧に対峙してしっかり課題を解決することができるよう、案件数は半分以下に減らされてしまいまいした。従来、入社1,2年では様々なクライアントを担当しながら経験を積んで貢献するメンバーが多かったので、そのわかりやすい指標である案件数を減らされて、自分の存在価値を見失ってしまいそうになるくらい悔しい思いをしたのを覚えています。

ただ、辞めようとは思ってなかったですね。親の反対も説き伏せて自分で選んで入社したので、1年経たずに辞めるのは悔しくて(笑)。

― その悔しさはどのように乗り越えていったのですか?

少ない案件の中、できることをやりきる、一つひとつのクライアントに丁寧に向き合って提案をするという基本に立ち返り、気持ちを切り替えて再スタートしました。また、絶対に成果を出して、こんな私にとことん向き合ってくれる上司やメンターに恩返ししたいという気持ちもありました。

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以前よりも、自分が期待されているアウトプットの方向性を強く意識するようになった結果、上司から「こういうアウトプット待ってたんだよ」と認めてもらったときには、なんだか救われた気分になったのを覚えています。少しずつ自信を取り戻しながらこれまで以上に仕事に没頭し、ようやくメンバーにも認められる成果を残せるようになりました。
加えて、複数の社内プロジェクトにも手を上げ続け、あらゆる挑戦を繰り返し、社内外で自身のバリューを発揮できるようになりました。
そういった挑戦と実績が評価され、その期の全社MVPを受賞できました。それまで向き合ってくれた上司やメンターにわかりやすい形で成長を見せることができて、当時の表彰式では感極まって号泣したのを覚えています。

挑戦の中で自分の強みを発見し、キャリアを確立

― 2年目以降は、どのような業務に関わっていたのですか?

2年目になるとアナリストとしてのスキルも向上し、ゴールに対して周りを巻き込みながらコトを進めていくことも習得し、案件を1人で回せるようになってきました。

加えて、アナリストとしての実務だけでなく、社内プロジェクトで業務効率化ツールの開発ディレクションに関わらせていただくことで、データ分析だけでなく、チームマネジメント、プロジェクト管理など、多岐にわたる経験を積むことができました。

これまでエクセルで管理していたデータを社内システムをゼロから構築し工数削減に繋げていくというプロジェクトだったのですが、自分が「こんな運用をしたい、こんなものが作りたい」と感じていたものが、エンジニアの手によって実際のものになっていく工程は、感動でした。
ものづくりは奥が深くて楽しいなと、初めて実感したのを覚えています。
その後もアナリストの仕事も続けながら、ものづくり系のプロジェクトに複数手を挙げていきました。

― 幅広い業務に挑戦される中で、どんな発見がありましたか?

20代のうちにさまざまなプロジェクトに手を上げ、幅広い領域にチャレンジする機会をもらえたことで、「データ分析は自分の強みだな」「ものづくりは楽しいな」など、自分の好き嫌いや得意領域が見えてきました。

入社して3年ほど経った頃、新規事業のプロダクトマネージャーに挑戦したいと手を上げた結果、今も携わっているUZOUというプロダクトの立ち上げを任せてもらえることになりました。
それからはプロダクトマネージャーとしてUZOUの立ち上げに没頭し、空いた時間で社外のプロダクトマネジメントのイベントなどにも積極的に参加して知見を広げるなどして、プロダクトマネージャーとしてのキャリアを確立していきました。

その後結婚し、安定してプロダクトが運用できるようになったときに妊娠。また同じUZOUのプロダクトマネージャーとして戻ってきたいと思いながら、産休に入りました。

産休後に基準となったのは、出産・育休前の自分の仕事

― 産休から復帰された後は、どのような仕事をしていましたか?

産休後は、産前と同じくUZOUのプロダクトマネージャーとして復帰させていただきました。

復職直後は、自分の思考の質やスピードも落ち、仕事の感覚が鈍っていたので、とても焦りましたね。これは仕事をしていく中で徐々に戻ってきたとは思っているのですが、その際に基準となったのは出産・育休前の自分の仕事でした。


産休に入る前にとにかく実力をあげて、できることを増やし、仕事の基準を高めておくことは重要だったなと思います。

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産休前に、プロダクトマネージャーとして事業の立ち上げからコンセプト策定、黒字化のためのイシュー消化まで、答えが見えない中でミッションを達成するという経験をしました。この経験によって限られた時間で重要な論点を見極めて議論したり、自分以外のメンバーを巻き込んでミッションを達成する力が身についたと思います。復職後に育児と両立させながら限られた時間で同じバリューを出す上でも、この「コトを前に進める力」は大きく役に立つなあと日々実感しています。

挑戦機会の多いSpeeeだからこそやりたいことが見つけられた

― これまでのSpeee生活を振り返って、Speeeに入ってよかったと思えることはありますか?

私は、入社した時点で明確にやりたいことが決まっているタイプではなく、漠然と「力をつけたい」「成長して今後の選択肢を広げたい」と考えているタイプでした。

私のように、現時点でやりたいことが決まっていない方には、事業や職種の選択肢が豊富な会社を選ぶと良いと思います。そうすれば、自分の強みや興味がわかってきたら、方向性を定められるようになり、ゆくゆくは自分の力を最大限発揮できるようになると思います。
やりたいことというのは、そんなに簡単には見つかりません。だからこそ、自分の好奇心のアンテナを常に張りながら、少しでも興味を持ったことに集中して知見を深めていくことで、自分の得意領域ややりたいことが少しずつ見えてくるのではないかなと思います。

ありがたいことに、Speeeには幅広いキャリアパスがあり、その人に合わせてキャリアパスをアレンジすることができる環境ですし、挑戦を支えてくれる環境があります。
だからこそ私は、目の前の挑戦に没頭することで、自分の得意領域を見つけ、復職後も限られた時間で大好きな会社に貢献できる働き方ができているのだと思います。