当たり前を積み重ねながら仲間と共に熱狂し続け、想像もつかない未来を創りたい
関西学院大学 社会学部卒業。学生時代はラクロス部に所属しラクロス一筋の生活を送り全国2位の成績を残すと共に、個人でも21年度関西学生ラクロスリーグ得点王・ベスト10に選出。「主体性を持って仲間と共に何かを創り出せる」「多様的な組織作りをする環境がある」という軸で就職活動を行い、2023年にSpeeeに新卒入社。事業貢献度の高い成果創出や、自らの成果・事例を日々発信する行動と新たな施策に果敢にチャレンジする姿勢、組織のナレッジ化推進などが評価され、全社新人賞受賞。現在は、育成や組織作りにも取り組みながら、事業拡大に貢献している。
魔法なんてない。当たり前の積み重ねこそが日本一への挑戦権
「今に対して夢中になり、毎日愚直に当たり前を積み重ねること。金くん、魔法なんてないんだよ。」と、就職活動をしているときに会ったSpeeeの人たちが言うんです。そんな会社があるんだということに痺れました。
僕が幼少期からさまざまなスポーツをやってきたというのもあるかもしれません。ラクロスで学生日本一を目指していたときも痛感しましたが、突然うまくなれるような魔法なんてない。毎日の小さな積み重ねの先に日本一になれると信じて、これまでやってきました。
Speeeは産業構造の変革、ビジネスの変革という大きいミッションを本気で掲げています。なのに、出会う人が口を揃えて「当たり前の積み重ね」が一番大事だと言うんですよ。仕事の世界でも同じなんだと。僕は、君なら何年後には事業責任者になれる、と言われるよりずっとワクワクしたんです。
初めて本気で目指した「日本一」。愚直な試行錯誤が自分もチームも強くする
ラクロスとの出会いは、大学の新歓でした。その年の主将に「僕たちが、創部して30年で誰も成し遂げていないことを一緒にやろう。誰も見たことがない、学生日本一の景色を見に行こう」と誘われたんです。本気で何かを追いかけている人って、目が全然違う。正直、こんなにカッコいいと思ったのは初めてで、気がついたら入部していました。
まったくの初心者で入部したのもあり、最初は到底試合には使ってもらえないようなレベルでした。でも、先輩やコーチのサポートも受けながら、誰よりも練習量をこなしました。朝からチーム練習をして、夕方はウェイトトレーニング、その後は深夜2時まで個人練習なんてザラでした。どうすれば早く投げられるか、より速いシュートを打つにはどうしたらいいか、ひたすら考えながらやってみる。そんなラクロス一色の毎日でした。
成長が鈍化したときは、うまい人と自分の差分が何なのか、どういう取り組みを今しているのか、なぜその取り組みをしようと思ったのかなど、一つ一つの行動に目的や背景を考え、試行錯誤していました。
すぐに活躍できなくても、心はまったく折れませんでしたね。今までの人生も、最初は上手くできないことが当たり前だったし、努力すれば絶対うまくなるという自信がありました。「やる」以外、選択肢なんてないじゃないですか。
まずは自分が強くなること、そして組織を牽引してチームを強く大きく引き上げていく。そうやって、チームみんなで勝利を手にするんだと信じて、ひたすら走り続けたんです。僕自身が困難を乗り越えることで、周りの仲間に勇気・希望を与える「灯火」のような人間でありたい。その一心でした。
がむしゃらに走ってきた先にみえた、大学4年のときの仲間との景色は最高でした。あと一歩のところで日本一にはなれなかったんですが、「このチームで良かった」って、マネージャーやAチームのメンバーじゃなかった部員までもが言ってたんです。この小さなチームで勝つために、死ぬほど泥臭くやってきた瞬間やその過程は、自分の中の大きな財産になっています。
人生の主人公は自分。組織作りに主体的に関わるための選択とは
大学でラクロスをやっていたとき、例えばオフェンスチームみたいな小さい組織で意見を出し合って、戦略を練ったり、勝ち筋を見つけてトレーニングして試合に挑む…そうやって何か一つのものを創り上げていく瞬間がすごく楽しかったんです。
そんな経験もあり、一人一人が当事者意識を持って意見を出し合い主体性をもって一緒に何かを創り上げていけること。20代のうちから組織作りに主体的に関わることで組織を0→1、1→10、10→100に構築していく能力を身につけることができること、この2つを意識して就職活動をはじめました。
業界は絞っていなかったのですが、「ラクロスの先輩たちが就職しているような大企業だと、金にとっては自分の意見が全然届かず、自分の存在がなくなってしまったり、息苦しくなるんじゃない?」と言われたのがきっかけで、ベンチャー企業をいくつか見ていたときSpeeeに出会いました。
Speeeは、全社としての組織規模は大きいのに小さい組織が独立して事業経営を行っていて、権限をどんどん移譲していってるのが面白いなって思ったんですよね。Speeeの組織なら色んなフェーズの組織作りに自分も携わることができるかもしれないなと。
そして選考を通して感じたのは、正解がない状態では誰の意見が正しいとか関係なく、組織の全員が本気で顧客への価値に向き合い、議論しながら成果を作り上げていること。成果と人に対して徹底的に向き合うことで、強い組織を作っていました。僕がラクロスで日本一を目指していたとき以上の熱量で、仕事でもこんなに圧倒的な当事者意識を持って事業も組織も作っているなんて純粋にすごいな、と感じたんです。
それはまさに、自分が社会人として在りたい姿だったし、そんなチームで働きたいと思いました。そして何より、会う人全員が「毎日の小さな約束を守り続けることが一番重要だ」って言うんですよ。何この会社、って思いましたね。(笑)
小さな組織から巨大な産業を変える。部活でも経験したことがない自己変革の一年
今は「すまいステップ」という不動産DXの事業で、不動産会社様向けのサービスの導入、プロダクト開発のサポートをしています。
不動産業の法人数は約37万社、うち約7割が中小企業で構成されているのですが、Speeeは、その中小企業の集合体でありなかなか産業自体がアップデートされない産業に変革を起こそうとしています。その変革の一歩目として、まずは足元の集客から取り組みを開始しました。
僕たち営業は、一社一社に対して業界変革の構想や効果などを説明し、まずは集客や業務支援SaaSの導入支援を行うことで不動産業界全体をDXしていきたいと考えています。
DXの仕組みに賛同する企業が増えるほど、業界全体がアップデートされていくんです。目の前のお客様の短期的な効率や生産性があがるだけでなく、長期的な不動産業の変革を、僕らみたいなまだ小さな事業や組織で起こすことができるって、本当にワクワクします。
商談では経営者の方と話すことも多くて、日々学びや刺激があります。最近、過去に契約を逃してしまったお客様に4回目の提案で契約してもらえたんです。すまいステップの新しいサービスでどんな価値を提供できるかをお客様の幸せ・生き方から目線をあわせて提案させてもらって…。社長から「君だから、今回やろう」って言ってもらえたときは、営業冥利に尽きるなと思いました。
― 入社直後から順風満帆だったのでしょうか?
実は僕、入社当初は成果が出たんです。それが悪く作用して、ただ成果を出すことだけに執着するようになり、振り返りでは「できてるからいいでしょ?」というような態度や発言が増えていたように思います。
成果がすべてと捉えてしまって自分の成果にしか興味がなかったり、人に対するリスペクトが薄かったり、一つ一つの成果に一喜一憂して抜本的な改善ができていなかったり。成果が出た時だけイキって、出てないと調子が悪い。そんな、かっこ悪い姿になっていました。
でも、どうやってダサい自分を克服したらいいかがわからずボロ泣きしたとき、メンターが「新人賞取ろうとしてるやつが取る姿勢か?」と、理想や方向性を正してくれたんですよね。僕がうまく課題や改善点を切り分けられないときは「金くんはこうしたらもっと良くなるんちゃう?」と可能性を示してくれたり、「すまステが目指している基準はここやで」と指針を出してくれたり、メンターや上司が僕の成長のために真剣に向き合ってくれたんです。
「理想的な1年後の自分に対して今の自分はどうか?」「課題は何か?」「課題と打ち手は一致しているのか?」・・一見、当たり前のようにみえる問いかもしれません。しかし、自分自身が毎日小さな振り返りをひたすら繰り返すことによって、ただ成果に振り回されて一喜一憂するのではなく、水準高く狙って勝つことができるようになっていきました。
部活でも経験したことがないような自己改革を、日々気づかないうちにさせられていたんですよ。笑 だから、メンターと一緒に目指していた基準の1つである新人賞を取れた時はほんっとうにめちゃくちゃ嬉しかったですね。
仲間と共に、熱狂しながら想像もつかない未来を引きよせる
Speeeは業界を変革するという想像もつかないくらい大きな目標を全員で追っています。
当然、誰も答えを持っていないので、「目標を達成するにはどうしたらいいか?」を全員で手探りして探してるんです。上司も当然解答を持っていない難題なので、誰の意見だから正しいとか、年齢が上だから聞こうみたいなのはまったくない。
誰か特別なスタープレイヤーがいるわけでもない小粒揃いな僕たちが、衝突したり時に言い合ったりしながら、”全然想像もつかないけど達成したらめちゃくちゃかっこいいこと”に向かっていけるのは最高なんです。
そのなかで、僕は誰よりも先頭を走って「こいつがやってんだから俺らもやろう!」って思えるような灯火的な存在になりたいと思っていますし、必ずなれると信じています。
僕にとってのラクロスのように、仲間と共に高い目標に向かって泥臭く試行錯誤し、熱狂する経験をした人たちにとってはたまらない環境なんじゃないですかね。Speeeの熱狂的な仲間と、このチームで勝つために走り続けます。