事業経営人材の挑戦
Special Interview 01 スペシャルインタビュー

社会課題を解決するサービスを、
自分の手で作りたい。

2020年入社 デジタルトランスフォーメーション事業本部
#プロダクトづくり #チームの力を引き出す
酒井 良
デジタルトランスフォーメーション事業本部 イエウール事業部

慶應義塾大学卒業後、2020年Speeeに新卒入社。サービスづくりを通して社会課題を解決していきたいという想いのもと、SpeeeのDXの思想やビジョンに強く共感し入社。1年目はマーケティング領域に従事し、2年目よりプロダクトマネージャーに就任。新規プロダクトの開発に向け、コンセプト立案からマーケティング計画、チームビルディングなど職域をまたいで事業を推進している。

レベルの高い事業づくりができる環境を求めて

― Speeeに入社した経緯を教えてください。

社会課題を解決するサービスを、自分の手で作ってみたい。そんな思いに目覚めたのは、教育系スタートアップでの長期インターンの経験がきっかけです。業務内容はイベントの広報ディレクションを中心に、Webサイトの制作やクリエイティブチームの立ち上げ、組織づくりなど。事業を通して学生たちの価値観や行動に変化を与えられることに、面白さを感じていました。
この経験から、「自分でサービスをつくることで良いユーザー体験を届け、社会課題を解決していくこと」に興味を持ち、事業づくりにチャレンジしたいと思うようになりました。それに合致する企業を探す中で、Speeeと出会いました。
そしてインターンシップへの参加や面談を重ねる中で、SpeeeのDXに対する考え方やVision、カルチャーに共感し、「ここでならレベルの高い事業づくりができそうだ」と思い、Speeeに飛び込みました。

入社2年目で、新規事業のプロダクトマネージャーへ

― 入社後最初の業務内容について教えてください。

入社後は不動産会社評判サービスのマーケティングプランナー兼開発ディレクターとして配属され、集客戦略の策定やオペレーションを含めたビジネスサイドを一気通貫で手がけ、事業運営の基礎を学びました。

「新規事業のプロダクトマネージャーをやってみないか?」とお話をいただいたのは入社2年目のとき。マーケティングやプロダクト開発の0→1を経験できるチャンスにわくわくするとともに、2年目にもかかわらずここまで裁量を持てるのかと驚きました。
実際にやってみると、最初のステップであるコンセプト定義から、初めてのことばかりで非常に難しかったのを覚えています。
例えば、コンセプト定義では、ユーザーが抱える課題と、何を解決するか、つまり、プロダクトを作っていくうえでの指針となるWhyとWhatを決めます。
自分なりに上長や先輩社員が過去に作ったアウトプットを参考にしながら作ってみたのですが、なかなかうまくいかず・・・。フィードバックをもらっては振り出しに戻る、ということを繰り返す日々で、正直気持ちが沈むこともありました。試行錯誤していく中で、承認をもらえたときは嬉しかったですね。

― そこからは順調に進んだのですか?

いえ、その後も定義したコンセプトに対して「戦略上最もインパクトが出る最適解なのだろうか。もっといい解があるのでは?」と不安になり、前に進めないことがありました。しかし上長との週次ミーティングで「早く大きな失敗したほうが良い」「失敗をするなら早めにしたほうがいい」と言われて、はっとしました。
それからは失敗を恐れて立ち止まってしまうよりも、早めに失敗して、それを糧にしようという前向きな気持ちが持てるようになっていきました。今は、スピーディに実行しながら検証し、柔軟に軌道修正して正解を紡ぎ出していくような形を取ることでこそ、世の中の変化を先回りする新しい価値を作っていくことが可能になるのだと思っています。

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職種に関わらず、全員で価値づくりを目指す風土が、Speeeにはある

― プロダクトマネージャーの仕事について教えてください。

Speeeのプロダクトマネージャーの責任範囲は「ユーザーへの価値提供に関わるすべて」です。自分自身でユーザーに直接ヒアリングをすることもありますし、ときにはマーケティングのデータ分析も行います。プロダクト開発に加えてマーケティングやカスタマーサクセス、ユーザーに価値を届けるためのオペレーション、それらを有機的に機能させるためのチームビルディング…。事業を支える要素一つひとつに対して意思決定の裁量と権限が与えられています。

― 日々社内を奔走しているんですね。自身ではどのような成長を感じますか?

職域をまたいで深い知識とユーザー理解をした結果、プロダクトのあるべき姿を自分で解釈して再構成することができるようになり、意思決定の速度、精度が向上しました。すると自信も持てるようになり、よりチームの力を引き出せるようになってきたと思います。

― チームのメンバーとはどのようなコミュニケーションを行っているのですか?

自分がすべてをリードしているというわけではなく、デザイナーやエンジニアと一緒になってプロダクトを形作っています。そのため日々のコミュニケーションもプロダクトづくりには欠かせません。
毎日30分くらい雑談しながら、実現したい未来について話し合い、あるべき機能についてディスカッションしています。全員がWhyの部分に共感した上で、デザイナーやエンジニアならではのアイディアを出してくれるんです。それぞれの立場の視点から、同じ方向を見て一緒にプロダクトをつくっているような感覚で、話していてわくわくします。

Speeeでは、新規事業のタネが日々生まれ続けていて、それらをすばやく昇華させるための小規模チームをどんどん組成していきます。そして日々のコミュニケーションの中で「エンドユーザーへ最良の顧客体験を届ける」というユーザー起点でフィードバックする文化が根づいているので、チーム全体で価値をつくることに向き合うことができています。

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事業の成長角度は自分次第。意思決定の回数が力になる。

― プロダクトマネージャーの醍醐味を教えてください。

自分の行動や姿勢、意思決定によって、事業の成長角度やチームのパフォーマンスが変わる。大げさかもしれませんが、プロダクトマネージャーの面白さと大変さはそこにあると実感しています。
はじめのうちは、正解がわからない不安の中でも前に進めなければいけないという状況に、足踏みすることもありました。しかし大小問わずさまざまな意思決定をする経験を経て、事業を前に進めるために必要な、思考力や意思決定力、巻き込み力が徐々に身に付いてきました。

― 今後はどのような人材になりたいですか?

「ものづくり」と「組織づくり」の両輪を回しながら、事業を通してユーザーに価値を届けていきたいという気持ちはこれからも変わりません。自分たちが作ったサービスがきっかけでユーザーの心や生活が変わり、社会が良い方向に変わる。そんなサービスを作れる人材になれるように、Speeeで成長していきたいです。